「仕事力UP!行動基準作成研修」講師の山本です。
「動機づけ・衛生理論」
アメリカの臨床心理学者、ハーズバーグさんが提唱された理論。
二要因理論とも呼ばれます。
仕事をしてい行く中には、
職務満足=仕事に満足をもたらす要因と
その反対で、不満をもたらす要因、この2つがあるのだという理論。
満足をもたらすものを=動機づけ要因
不満足をもたらすものを=衛生要因としているのですが、
衛生要因・・・これは満たされなければ不満が高まるが。。。
満たされたからと言って、仕事の満足度が高まるわけではない要因
良く、こういうお話をお聞きになりませんか?
「給料を上げても、喜ぶのはその時だけ」
給料=賃金は、ここを見ると衛生要因です。
給料が安いと文句が出るが、高くても満足度が高まるわけではない。
確かに、その時はうれしいと思いますが。
一方、動機づけ要因というのは、
達成すること、承認されること、自己実現など、
満たされること、高まることでモチベーションアップにつながる要因
と言われています。
これは1959年の調査をもとに発表されているものですが、
十分、今でも活用できる理論だと思います。
まずは、2つの要因があるのだ。
それぞれ、役割、効果が違うのだということを認識することが大切です。
そして、本当に、職場の中で、
モチベーションを上げていこうとするのであれば
単に給料を上げる、単に労働時間を削減する、
単に休日を増やすだけではダメだということ。
動機づけ要因を満たす必要があるのだということ。
スモールステップを段階的に設けて
成功体験を積み上げてもらう。
そして、うまくいったときは、すぐに承認してあげるといった
達成感・承認欲求を満たす工夫。
更には、自己実現をサポートできるような体制づくり
こういったことが必要なのですね。
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